ここでは債権回収のうち大部分をしめている債権金額の直接回収について説明します。他に相殺と債権の譲渡がありますがまずは金銭で債権の回収を求めるのがほとんどでしょう。
通常、貸したお金を返してもらうとき同じ金額をもらうのが当然ですが例えば1万円を貸したのに5000円の現金と5000円分の商品券の合計で1万円として返されても納得しないはずです。5000円分の商品券は使用できる範囲が制限されるからです。
現金は全国のどの場所でもどんなシチュエーションでも一定の価値を持っていて自由に使えますが、同額分の商品券では税金の支払いなどでは使用できません。取り扱っていないお店では紙同然になってしまします。信頼できるのはやはり現金になるのです。
会社が持つ債権として売掛金がありますがこれも売掛金を決められた支払日にお金で支払ってもらえないと次の行動(材料調達や給与支払や税金支払い等)に流用できません。ですから債務側にお金が残っている間に債権回収を進めておかないと債務者が現金で支払えない状況になってからでは現金を手に入れることが難しくなり債権側までも窮地に陥る場合もあります。
個人でも会社でも少なからずは債務を有しているはずです。お金を借りた場合、自動車や家を購入した場合、サービスを受けた場合など、現金の支払いで債務を果たすことがほとんどでしょう。
逆に考えれば債権も現金で受け取ることは当然なのですが現実の世の中そうもいかないということも頭に置いておきましょう。